日本人高齢者におけるMCIからの回復および認知症への進展率
公開日:2017年10月19日 17時00分
更新日:2022年12月 2日 14時20分
国立長寿医療研究センターのグループが大府市在住の高齢者4,153名を4年間追跡し、当初MCIと診断された人のうち、健忘型MCI単一領域障害では38.7%、非健忘型MCI単一領域障害で57.0%、健忘型MCI複数領域障害では25.7%、非健忘型MCI複数領域障害では20.9%の人が健常認知機能に回復した一方、健常認知機能の人と比べると認知症発症リスクが約2〜4倍高いことを明らかにした。MCIから健常認知機能への回復および認知症への進展を明らかにしたアジア地域から初の報告である。
文献
Shimada H, et al. J Am Med Dir Assoc 2017 Jul 12
転載元
公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.83