口腔機能・栄養改善プログラムの介護予防効果を検証
公開日:2017年7月12日 15時00分
更新日:2022年12月 2日 14時23分
東北大学のグループが、2006年の介護保険制度改正により全国の自治体に導入された介護予防プログラムの1つ、口腔機能・栄養改善プログラムの効果評価を行った。基本チェックリストでスクリーニングされたフレイル高齢者のうちプログラムに参加した群(64人)と傾向スコアマッチング法により作成した対照群(128人)の2群を28か月間追跡し、参加群では介護認定および生存期間の医療費・介護費が有意に抑制されていたことを示した。介護予防プログラムが介護認定や介護費に及ぼす影響を検証した研究は少なく、本研究の意義は高い。
文献
Tomata Y, et al. JAMDA 2017 Apr 12
転載元
公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.82