低アルブミン血症では骨粗鬆症のリスクが高い
公開日:2017年4月14日 15時41分
更新日:2022年12月 2日 14時28分
低アルブミン血症と骨粗鬆症との関連は議論の多いところであるが、最近、米国国民健康栄養調査(NHANES)のデータを使用した大規模横断研究の結果が報告された。対象者15,539名の男女(平均48.6歳)において、血清アルブミン値(Alb)が低いほど骨粗鬆症(骨密度Tスコア-2.5 SD以下)の罹患率が高いことが示され、大腿骨頸部骨密度で評価すると、Alb 4 mg/dL以上の群に比較しAlb 3.5 mg/dL未満の群では、骨粗鬆症のオッズ比が5.37(95%信頼区間1.43-20.20, P = 0.014)であった
文献
- Afshinnia F et al. J Clin Endoc rinol Metab 101.2468-2474, 2016
転載元
公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.81