食事と認知症─和食が認知症のリスクを下げる!?
公開日:2017年2月 6日 15時08分
更新日:2022年12月 2日 14時30分
東北大学の研究グループが2006年に設定した大崎コホートを約6年間追跡し、食習慣と認知症発生との関連を調べた。食品摂取頻度調査から抽出された3つの食事摂取パターン(和食、動物性食品、乳・乳製品)のうち、和食パターンのみが認知症の発症リスクと有意な関連を示した(p-trend=0.016)。調査は自記式質問紙で行われ、応答率や欠損率に課題はあるが、和食パターンが認知症の防御因子であることを初めて示した。
文献
Tomata Y et al. Dietary patterns and incident dementia in elderly Japanese:The Ohsaki Cohort 2006 Study. J Gerontol A Biol Sci Med Sci 71. 1322-1328, 2016
転載元
公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.80 最新研究情報