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睡眠と認知症-短時間は発症リスク、長時間は前駆症状!?

公開日:2017年4月14日 15時46分
更新日:2022年12月 2日 14時27分

 カロリンスカ研究所の研究者が、65歳以上の11,247人を17年間追跡し、睡眠のパラメーターと認知症発症(1,850例)との関連を調べた。対照群に比べた短時間(6時間以下)および長時間睡眠(9時間以上)群と遅い起床(午前8時以降)群のハザード比は、それぞれ1.40(95%CI:1.06-1.85)、1.11(1.00-1.24)、1.12(1.01-1.24)であった。もとの認知状態を考慮すると、短時間睡眠はリスク因子、長時間睡眠と遅い起床は前駆症状と考えられた。睡眠と認知症との時間的関連性が示された意義は大きい。

文献

Bokenberger K et al. J Gerontol A Biol Sci Med Sci 72(1).134-139, 2017

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.81

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