健康長寿ネット

健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。

歩行速度のセルフモニタリングを伴う転倒予防プログラムの効果の調査結果

公開日:2020年10月30日 09時00分
更新日:2024年8月16日 16時37分

 家庭で行う転倒予防体操に、日常生活場面での歩行速度測定と本人へのフィードバックを組み合わせたプログラムの効果について、無作為化比較試験(RCT)の研究が行われた。使用した歩行速度測定装置は、赤外線方式で2点の通過時刻から歩行速度を計算するもので、自宅内に容易に設置でき、ディスプレイに歩行速度が表示される。在宅生活高齢者78名(介入群36、非介入群42)のデータから、6か月の介入により精神的な健康感の低下が有意に減少するという結果が得られた。転倒予防への効果は示されなかったものの、家庭で続けるモチベーション向上の可能性が示されたといえる。

文献

Schoon Y, et al. Assistive Technology. 2020;32:222-228

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.95(PDF:9.2MB)(新しいウィンドウが開きます)

機関誌「Aging&Health」アンケート

機関誌「Aging&Health」のよりよい誌面作りのため、ご意見・ご感想・ご要望をお聞かせください。

お手数ではございますが、是非ともご協力いただきますようお願いいたします。

機関誌「Aging&Health」アンケートGoogleフォーム(外部サイト)(新しいウインドウが開きます)

無料メールマガジン配信について

 健康長寿ネットの更新情報や、長寿科学研究成果ニュース、財団からのメッセージなど日々に役立つ健康情報をメールでお届けいたします。

 メールマガジンの配信をご希望の方は登録ページをご覧ください。

無料メールマガジン配信登録

寄附について

 当財団は、「長生きを喜べる長寿社会実現」のため、調査研究の実施・研究の助長奨励・研究成果の普及を行っており、これらの活動は皆様からのご寄附により成り立っています。

 温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

ご寄附のお願い(新しいウインドウが開きます)

このページについてご意見をお聞かせください(今後の参考にさせていただきます。)