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脂肪組織のB細胞は加齢に伴う代謝障害に関与する

公開日:2020年4月30日 09時00分
更新日:2024年8月16日 17時00分

 加齢に伴い内臓脂肪組織に免疫担当細胞が浸潤し、さまざまな代謝障害を来たすことが知られている。イェール大学医学大学院のCamellらは、加齢に伴いNLRP3インフラマソーム依存性に脂肪組織のFat-associated lymphoid cluster中のB細胞が増殖することを見出した。さらに薬理学的にこの加齢性B細胞を全身もしくは脂肪組織から除去することにより、インスリン抵抗性、脂肪分解低下などの代謝障害が改善することを示した。加齢に伴い脂肪組織へ集簇(しゅうぞく)するB細胞は加齢性代謝障害の新たな治療ターゲットになる。

文献

Camell CD, et al. Cell Metab. 2019;30: 1024-1039

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.93(PDF:10.1MB)(新しいウィンドウが開きます)

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