健康長寿ネット

健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。

認知能改善へ 新たな148候補遺伝子領域

公開日:2018年10月23日 17時00分
更新日:2024年8月16日 20時29分

 英国エジンバラ大学のグループが高齢期の脳機能改善、特に認知能に関係する新たな遺伝子領域を特定している。16歳から102歳までの広範な年齢層、30万人以上のデータについて、認知能と遺伝子要素に関するデータ分析、いわゆるGWAS(ジーバス)という手法での調査研究結果である。神経変性疾患や神経発達障害、精神障害や脳構造に関わる700余りの遺伝子座を特定し、そのうち148か所に認知レベルと強い相関があると指摘。その中には視覚認識や高血圧、寿命制御に関係する遺伝子も含まれる。共著者総数221人の大規模かつ精緻な調査研究である。

文献

Davies G, et al.Nat Commun 2018 May 29;9(1):2098

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.87(PDF:4.0MB)(新しいウィンドウが開きます)

機関誌「Aging&Health」アンケート

機関誌「Aging&Health」のよりよい誌面作りのため、ご意見・ご感想・ご要望をお聞かせください。

お手数ではございますが、是非ともご協力いただきますようお願いいたします。

機関誌「Aging&Health」アンケートGoogleフォーム(外部サイト)(新しいウインドウが開きます)

無料メールマガジン配信について

 健康長寿ネットの更新情報や、長寿科学研究成果ニュース、財団からのメッセージなど日々に役立つ健康情報をメールでお届けいたします。

 メールマガジンの配信をご希望の方は登録ページをご覧ください。

無料メールマガジン配信登録

寄附について

 当財団は、「長生きを喜べる長寿社会実現」のため、調査研究の実施・研究の助長奨励・研究成果の普及を行っており、これらの活動は皆様からのご寄附により成り立っています。

 温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

ご寄附のお願い(新しいウインドウが開きます)

このページについてご意見をお聞かせください(今後の参考にさせていただきます。)