介護保険の介護認定審査会とは
公開日:2018年12月18日 21時00分
更新日:2019年2月26日 09時39分
介護認定審査会とは
介護認定審査会とは、市町村の附属機関として設置され、要介護者等の保健、医療、福祉に関する学識経験者によって構成される合議体です。複数の市町村が共同で設置することも可能です。
委員は市町村長が任命する非常勤の特別職の地方公務員であり、任期は2年で、再任も可能です。委員には守秘義務が課せられます。
介護認定審査会委員の構成や議決方法は、以下のようになっています。
- 委員の互選により長をおく。
- 委員の定数は5人を標準として、市町村が条令で定める数とする。
- 委員の過半数が出席しなければ、審議の開催や議決はできない。
- 議事は出席した委員の過半数をもって決し、可否同数の場合は長が決する
介護認定審査会の役割
介護認定審査会とは、認定審査委員会のメンバーが話し合って審査を行います。認定審査委員会のメンバーは、医療として医師や歯科医師・薬剤師、保健として看護師や保健師・歯科衛生士、福祉として介護福祉士や社会福祉士・介護支援専門員などの実務経験者が、市町村や関係団体からの推薦によって市町村長から任命されます。認定審査委員会が、認定調査(リンク1参照)に基づいた全国共通のコンピュータによる「一次判定結果」と「主治医意見書」(リンク2参照)をもとに申請者の要介護度を公平かつ公正に審査・判定します。
参考文献
- 介護支援専門員基本テキスト財団法人長寿社会開発センター
- 介護支援専門員試験対策標準テキスト改訂第2版秀和システム
- 新しい介護保険じほう