高齢男性の転倒には低テストステロン血症も関係している?
公開日:2018年1月17日 09時41分
更新日:2022年12月 2日 14時14分
男性でも骨強度には女性ホルモン(エストラジオール; E)が関係しているが、男性の転倒にはEではなく、男性ホルモン(テストステロン; T)が関係していることが示された。65歳以上の男性5,883名(米国人1,919名、スウェーデン人2,495名、香港人1,469名)を平均5.7年間追跡した結果、転倒頻度と血清総T値との間に有意な負の相関が認められた(オッズ比0.88/SD increase of T、95%信頼区間0.86-0.91、年齢と既往の転倒で調整)。
文献
Vandenput L, et al. J Bone MinerRes 2017;32:1174-1181
転載元
公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.84