末梢の自然免疫の記憶は脳の病変を制御する
公開日:2018年7月 6日 15時00分
更新日:2024年8月16日 20時35分
こちらの記事は下記より転載しました。
近年、獲得免疫系のみならず、病原体に対する初期防御を担う自然免疫系においても、免疫記憶が存在することが示された。免疫記憶には、免疫刺激に対しより強い炎症を引き起こす"トレーニング"と、反対に"免疫寛容"を示す2種類が存在する。今回、末梢の免疫刺激が、脳のミクログリアにエピジェネティックな変化をもたらし、これら2種類の免疫記憶を誘導すること、アルツハイマーや脳卒中後の病変に対し、トレーニングおよび寛容はそれぞれ、増悪、軽減という正反対の影響をもたらすことがわかった。
文献
Wendeln AC, et al. Nature 2018;556:332-338
転載元
機関誌「Aging&Health」アンケート
機関誌「Aging&Health」のよりよい誌面作りのため、ご意見・ご感想・ご要望をお聞かせください。
お手数ではございますが、是非ともご協力いただきますようお願いいたします。