ウェアラブル活動量計と選び方のポイント
公開日:2016年7月25日 02時00分
更新日:2019年2月 1日 18時24分
ウェアラブル活動量計とは
ウェアラブルとは、加速度センサーが搭載された小型端末のことで、"身につけるコンピュータ"といわれます。ウェアラブル機器には腕につけるリストバンド型、頭につけるヘッドマウント型、靴に取り付けるタイプなど様々な形状があり、目的によって適したものを選びます。
ウェアラブル活動量計は多くが写真のとおり腕時計のような形状で携帯やスマートフォン、パソコンと連動させることができます。計測されたデータや分析結果が自動的に記録されていくので、毎日自分で確認したり記録したりする手間がありません。
従来の歩数計とは異なり、歩数以外にも心拍数や消費カロリーの測定や起床・就寝時刻の記録など多くの機能が搭載されているため、健康管理のためのデバイスとして多く用いられています。
ウェアラブル活動量計でわかること
ウェアラブル活動量計は、歩数、心拍数、消費カロリー、移動距離、睡眠時間、眠りの深さなどを計測することができます。リストバンド型のウェアラブル活動量計では心拍数も測ることができ、その人の運動強度まで把握することができます。また運動に限らず、歩く、自転車に乗る、眠るなどの活動の種類を判別できるので、日常生活全体の活動性を総合的に測るのに役立ちます。
ウェアラブル活動量計の種類
ウェアラブル活動量計の種類は、主に腕時計型、リストバンド型、クリップ型があります。必要な機能や生活スタイルに合わせて自分に適したものを選びます。
腕時計型
腕時計型はスマートフォン機能と連動しておりメールや電話の着信、音楽の再生もできます。スマートフォンとはUSBやBluetoothで同期させることができます。腕時計型の活動計はスマートフォンと同じくらい多くの機能が搭載されています。もちろん、腕時計として普段使いすることもできます。
リストバンド型
リストバンド型はウォッチ型よりもさらにコンパクトな形状で軽量なため、24時間装着することができます。多くが睡眠時間の記録や眠りの深さを測ることができる睡眠計が搭載されています。
クリップ型
クリップ型は腕につけるのではなくポケットに入れたり服に挟んだりするタイプを指します。主に歩数や活動量を測定しますが、付属のアームベルトで心拍数や睡眠の状態を測ることができるものもあります。
ウェアラブル活動量計で活動量を測定する目的・意義
ウェアラブル活動量計は自分の活動性や身体の状態を把握するために用いられます。健康管理のために重要なのは食事、運動、睡眠ですが、特に運動は、運動頻度、運動時間、運動強度を適切に設定することで効果の現れ方が大きく異なってきます。
運動強度は心拍数で把握することができ、健康のための運動では、心拍数が低すぎても高すぎても運動効果が現れにくくなります。ウェアラブル活動量計は運動しながら簡単に心拍数を把握することができるので、運動をしながら目標心拍数に達しているかを確認して調整するのにとても役立ちます。
ウェアラブル活動量計の選び方のポイント
ウェアラブル活動量計は用途に合わせて形状を選ぶことがポイントです。例えば毎日歩数や活動量、睡眠状態などを測定する場合は、常に身につけていても邪魔にならない小さくかつシンプルなデザインを選びます。日常生活よりもスポーツ時に時間や心拍数などの測定で装着したい場合は、ディスプレイが大きく見やすい形状で衝撃に強いものを選ぶ必要があります。自分の用途に合わせて選ぶことは、装着の習慣化のためには大切です。
また、ウェアラブル活動量計を選ぶポイントのひとつに予算があります。ウェアラブル活動量計は搭載されている機能によって数千円~数万円と価格の幅がとても広いので、自分に必要な機能を絞って選ぶことがおすすめです。
ウェアラブル活動量計を選ぶ際には、自分の用途、生活スタイルを考えて合ったものを選ぶようにしましょう。