趣味:水泳
公開日:2016年7月25日 03時00分
更新日:2019年2月 1日 17時49分
趣味:水泳とは
水泳と聞くと夏のイメージですが、全国津々浦々、室内プールが設置され季節に関係なく年中楽しめる運動になってきました。気軽に行えるため、生涯スポーツや健康づくりのための運動としても人気があります。これから泳げるようになりたいけれど何をしたら良いのかわからないという方は、まずは水に慣れることから初めてみましょう。
潜り、浮き身、立ち方が水泳の基本
泳げない人は、まずは「顔つけ」から始めます。
顔つけ
- 両手で顔を洗うように水をかけます。顔全体に水をかけます。
- 鼻まで水中に沈み、口や鼻からブクブクと泡を出します。泡がきちんと出ているか確認しましょう。
- 頭まで水に沈みます。潜ると呼吸を止めやすくなるので、しっかりと息を履くように意識します。
潜ることができたら、次は「浮き身」です。
浮き身
- 両手を頭の上にまっすぐ伸ばし、そのまま水面に浮きます。
- 両足もそろえ、おへそを見るように顎を引きます。顎を引くと身体が水平になり、浮きやすくなります。身体が不安定になっても慌てず、バタバタしないように全身の力を抜いてリラックスをします。
浮き身ができたら、「立ち方」です。いざ足を着こうとしても上手く足をつけず、転倒してしまうこともあります。
立ち方
- 頭の上に伸ばした両手を太ももの横まで下ろすと同時に、両足を底に下ろします。
- 両足が床に着いたことを確認してから、最後に頭を上げます。
ここまでができれば、水泳の基本の完成です。
次に基本の泳法でクロールや背泳ぎにもつながる「バタ足」です。
バタ足
- 初めはプールサイドに浅く腰掛け、足を上下に動かす<腰掛けキック>の練習から行います。
- 足の力を抜いて足首まで伸ばします。
- 親指同士がふれ合うように、やや内股にします。
- 足の甲で水を持ち上げるように、太ももの付け根から上下に大きく動かします。バタ足は足先だけにならないよう、大きく動かしましょう。
腰掛けキックで感覚をつかんだら、ビート板を使って実際に泳いでみましょう。ビート板キックは両手で板をつかむと力が入りやすくなってしまうので、両手はビート板の上に楽に乗せるようにします。水平姿勢を保ちバタ足をします。頭が上がると身体が沈みやすくなるため、浮き身の姿勢のように顎を引いておへそを見るようにしながらバタ足を行います。
レベルに合わせて、クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライと、徐々に泳法を習得できるようにしていきます。
趣味:水泳の健康効果
水泳は有酸素運動として効果的な運動です。「身体活動のメッツ(METs)表」では、5.3~13.8メッツの高い運動強度があります。平泳ぎが5.3メッツ、バタフライでは13.8メッツにもなります。水泳をすることで体脂肪燃焼や、循環器能力の向上が期待できます。また水中は水の抵抗や水圧があるため、陸とは異なる運動負荷がかかり、筋力向上の効果も期待できます。
水中では浮力が生じるため、膝や腰などの関節に負担がかかりにくいことが特徴のひとつです。そのため陸上ではできない動きや高い運動強度での運動、長時間の運動が可能になります。ぜひいろいろな泳ぎ方で全身を大きく動かしてみてください。
趣味:水泳の注意点
通常、陸での運動時には地面に接地しているため足の裏から刺激があります。しかし水中ではどれだけ運動しても足の裏から刺激がきません。運動をしているのに足の裏から刺激があるかないかが、足が攣る原因の一つになります。その予防として、水中に入る前には準備運動をしっかりと行います。その際に足の裏を自分の拳で数回たたくなど、刺激を入れておくと良いでしょう。
プールでは湿度が高いため、喉の渇きに鈍感になります。水中でも発汗し、身体から水分は失われているので、こまめに水分補給をすることが大切です。水泳中に脱水症状が生じるケースが少なからずあるので注意が必要です。
趣味:水泳をする際の相談先は
体育施設やフィットネスジムには室内プールを完備しているところが多くあります。目的にあった使い方ができるのか、どのような教室が開催されているのかなど、問い合わせてみると良いでしょう。