趣味:ゴルフ
公開日:2016年7月25日 09時00分
更新日:2023年8月16日 13時57分
趣味:ゴルフとは
ゴルフとは、クラブでゴルフボールを打ち、野外コース上の18個の穴(ホール、カップ)により少ない打数でボールを入れることを競う球技スポーツです。2016年のリオデジャネイロオリンピックから正式種目に復帰しています。ゴルフの4大メジャー大会(マスターズ、全米、全英、全米プロ)も人気が高く、多くの国と地域から選手が出場しています。
ゴルフの実施状況
日本のゴルフ人口は約1,000万人といわれており、約12人に1人はゴルフを行っているということになります。ゴルフは国民的な生涯スポーツとして多くの人に親しまれています。スポーツ庁が平成28年11月に行った「スポーツの実施状況等に関する世論調査」1)の中で、「この1年間に行った運動・スポーツの種目」では、ゴルフは上位8位に入っています。男性の特に中高齢者にゴルフを行う人の割合は高い傾向がありますが、20~30才代でも10%程度の人がゴルフをしているという結果でした。
ゴルフの種類
ゴルフは通常のゴルフ場でのゴルフのほかに、グラウンドゴルフ、パークゴルフ、マレットゴルフ、パターゴルフなど気軽にできるスポーツも普及しています。それぞれボールをクラブで打ち、カップに入れるという基本的なルールは同じですが、クラブの種類やそのほかルールが異なります。ゴルフ場まで行くのは少し大変・・・という方は、近くでマレットゴルフやパターゴルフから始めてみるのも良いかもしれません。「打ちっ放し」と呼ばれる室内ゴルフ場もあります。
趣味:ゴルフの健康効果
ゴルフはスイングとスイングの間に、ボールの場所まで歩く必要があります。そのため有酸素運動としての効果を得ることができます。ゴルフ場やコースによって違いはあるものの、18ホールすべてを合わせると直線距離で6~7kmに及びます。さらに初心者ではボールがまっすぐ飛ばないことが多く、10km近く歩くことになります。道具を持っている場合はさらに負荷がかかるため運動強度は高くなります。
最近では「スピードゴルフ」というニュースポーツが日本でも知られるようになってきました。スピードゴルフは1979年に始まったといわれていますが、本格的に認知されたのは2000年に入ってからだそうです。スピードゴルフは通常のゴルフを、できるだけ早く、最小スコアでまわる競技です。そのため、スイングの間は「走る」運動が入ります。通常のゴルフよりも運動強度が高いスポーツといえます。日本ではスピードゴルフ協会2)が普及に努めています。
趣味:ゴルフの注意点
ゴルフは激しい動きはありませんが、傷害の起こりやすいスポーツの一つです。ゴルフ中の傷害のほとんどは、スイング中に起こると報告されています。肩、肘、手首など上肢の傷害が約50%と多く、ついで腰背部の傷害が30%を占めます。
原因は使いすぎ(手首の腱鞘炎など)、オーバースイングによる腰背部の過捻転傷害が挙げられます。予防対策として、筋力を強化すること、柔軟性を保つことが大切です。ゴルフでは左右不均等な動きになるため、筋バランスが崩れやすくなります。たまに反利き手側でスイングをしてみたり、筋力トレーニングで弱い方を重点的に鍛えたり、傷害予防のためにコンディショニングをしましょう。
また、ゴルフを行う前後に、ウォーミングアップとストレッチを行うことも大切です。ウォーミングアップされていない状態でいきなりフルスイングを行うと、傷害発生の危険性が高まります。ゴルフでは、軽く汗をかくまでウォーミングアップを行い、部分的にストレッチを行って可動域を拡げ、スイング練習をしてから本番、というようにステップを踏んで行うようにするとよいでしょう。
趣味:ゴルフをする際の相談先は
各地域のゴルフ場や、"打ちっ放し"の室内ゴルフ場などで情報を得ることができます。室内ゴルフ上では、レッスンプロからの指導を受けることができる場所もあるので、基本から学ぶこともできます。マレットゴルフやパターゴルフは公園などで開設されているので、公園事務所などに問い合わせてみてください。インターネットで検索すると、日本各地のゴルフ場情報を得ることもできます。