介護予防サービスとは
公開日:2019年2月12日 11時00分
更新日:2019年6月28日 09時29分
生活機能の維持向上や改善を目的とした介護予防サービスとは
介護予防サービスとは、居宅介護サービスともいい、2006年4月の介護保険制度改正に伴い新設されたもので、高齢者ができる限り要介護状態に陥ることなく、また、状態の悪化を防ぐために生活機能の維持向上や改善を目的としたサービスです。要支援および要介護度のどちらかによってサービス内容は分かれています。サービスを受けるにあたり、要支援1の方が要支援2よりも値段が安いことが特徴です。
介護予防サービスの内容1)2)3)
要支援1および2の介護予防サービスは以下のような内容になっています。
- 介護予防訪問入浴介護
- 介護予防訪問看護
- 介護予防訪問リハビリテーション
- 介護予防通所リハビリテーション
- 介護予防福祉用具貸与
- 介護予防短期入所生活介護
- 介護予防短期入所療養介護
- 介護予防居宅療養管理指導
- 介護予防特定施設入居者生活介護
介護予防訪問入浴介護
介護予防訪問入浴介護は、自宅に浴室を持ち込んでもらい、入浴の介助を受けられます。
介護予防訪問看護
介護予防訪問看護は、看護師などに訪問してもらい、褥瘡の手当てや点滴の管理を受けることができます。
介護予防訪問リハビリテーション
介護予防訪問リハビリテーションは、リハビリの専門家である理学療法士、作業療法士などに訪問してもらい、自宅でリハビリを受けることができます。
介護予防通所リハビリテーション(通称デイケア)
介護予防通所リハビリテーション(通称デイケア)は、介護老人保健施設や病院・診療所などの施設で、介護予防を目的とした生活機能の維持向上のための機能訓練などを、日帰りで受けることができます。
介護予防福祉用具貸与
介護予防福祉用具貸与は、介護予防のために必要な福祉用具のレンタルができます。
介護予防短期入所生活介護(福祉施設等のショートステイ)
介護予防短期入所生活介護(福祉施設等のショートステイ)は、介護老人福祉施設などに短期間入所することによって、食事や入浴などの生活援助や、機能訓練を受けることができます。
介護予防短期入所療養介護(医療施設等のショートステイ)
介護予防短期入所療養介護(医療施設等のショートステイ)は、介護老人保健施設などに短期間入所して、医療によるケアや介護に加え機能訓練などが受けることができます。
介護予防居宅療養管理指導
介護予防居宅療養管理指導は、医師や歯科医師・薬剤師・歯科衛生士などの医療スタッフに訪問してもらい、薬の内服方法や、食事の方法などの療養上の管理・指導を受けることができます。
その他の介護予防サービス
介護予防サービスには他にも以下のサービスがあります。
- 介護予防特定施設入居者生活介護(有料老人ホーム等)
- 介護予防小規模多機能型居宅介護
- 介護予防認知症対応型通所介護
- 介護予防認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
- 介護予防福祉用具購入費の支給
また、介護予防住宅改修費に対する支給を受けることもできます。尚、介護予防認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は、短期利用を含むものであり、要支援1の場合は利用することができません。
なお、「介護予防訪問介護」「介護予防通所介護」の2つのサービスは「介護予防・日常生活支援総合事業」に2015年から移行しました。