頭蓋の骨髄と脳をつなぐ血管チャネルの発見
公開日:2019年1月24日 14時35分
更新日:2024年8月16日 20時25分
こちらの記事は下記より転載しました。
組織に急性の感染や虚血性損傷が生じると、自然免疫を担う好中球は骨髄の産生・貯蔵部位より末梢血を通して動員され、炎症部位に遊走することが知られる。今回、マウスの脳卒中や髄膜炎モデルにおいて、脳の傷害部位には頭蓋骨の骨髄由来の好中球が下肢脛骨の骨髄由来のものより多く浸潤することを見出した。さらに、この好中球の機動的な脳への集積が生じる機序として、頭蓋骨から脳の硬膜に通じる血管チャネルの存在が、マウスのみならずヒトにおいても明らかになった。
文献
Herisson F,et al.Nat Neurosci. 2018;21:1209-1217
転載元
機関誌「Aging&Health」アンケート
機関誌「Aging&Health」のよりよい誌面作りのため、ご意見・ご感想・ご要望をお聞かせください。
お手数ではございますが、是非ともご協力いただきますようお願いいたします。