地域介護予防活動支援事業とは
公開日:2019年2月13日 09時00分
更新日:2019年2月13日 13時13分
地域介護予防活動支援事業とは
地域介護予防支援事業とは、「一般介護予防事業」の1つで、要支援・要介護状態になる前からの介護予防を推進するとともに、地域における包括的・継続的なマネジメント機能を強化することを目的としており、介護保険法にて定められている事業となります。
他にも地域高齢者が身近な場所で気軽に集える居場所づくりを推進するため、ボランティアや任意団体及び住民が自主的に実施する活動等の支援を行っています。介護が必要とは思わないが気力や体力の衰えを感じている、これからも元気で暮らしたいと考えている高齢者から、介護予防プログラムへの参加が必要ない一般高齢者の利用を考えています。
実施主体は介護保険事業実施主体の市町村となり、地域包括支援センターと連携を図りながら行われます。住民運営の「通いの場」を充実させ、人と人とのつながりを通じて、参加者や通いの場が継続的に拡大していくような地域づくりを推進していきます。
要支援および要介護認定を受けていない65歳以上の高齢者を対象としており、自分の居住する市町村において受けることとなります。市町村によっては、ミニデイサービスあるいは、生きがいとしてデイサービスに通っている高齢者の参加も可能としています。
地域介護予防活動支援事業の対象者
地域介護予防活動支援事業は、すべての第一号保険者(65歳以上の高齢者)及びその支援のための活動に関わる者を対象としています。
地域介護予防活動支援事業の内容とは1)
地域介護予防活動支援事業は、主体となる市町村が、効果があると認めるものを適宜実施するものとしています。
- 介護予防に関するボランティア等の人材を育成するための研修
- 介護予防に資する地域活動組織の育成及び支援
- 社会参加活動を通じた介護予防に資する地域活動の実施
対象者が積極的に参加したいと思えるような多様なメニューを実施し、参加者同士の交流を図り、住民が積極的に参加できるような場の提供が望まれます。
活動内容の例として、次のような活動があります2)。
1. 健康づくりのための活動
軽体操、太極拳、ストレッチ、ウォーキング、ヨガ、ピラティス等
2. 栄養改善に関する活動
配食サービス、料理教室等
3. 認知症予防のための活動
地域住民や子供たちとの触れ合いの場づくり、交流会等
4. その他介護予防に役立つ活動
1~3の活動のほか、高齢者の介護予防に役立つ活動等
また、運動を行わない地域介護予防活動支援事業を行う場合には10分ほど体操の時間を設けるように指定しているところもあります。
一般介護予防事業の種類と内容3)
一般介護予防事業には、地域介護予防活動支援事業のほかに、介護予防把握事業、介護予防普及啓発事業、一般介護予防事業評価事業、地域リハビリテーション活動支援事業があります。
これらの対象者は、すべての第1号被保険者(65歳以上の高齢者)及びその支援のための活動に関わる人が対象となります。
地域介護予防活動支援事業
地域介護予防活動支援事業は、住民主体の介護予防活動の育成・支援を行います。
介護予防把握事業
介護予防把握事業は、収集した情報等の活用により、閉じこもり等の何らかの支援を要する者を把握し、介護予防活動へつなげます。
介護予防普及啓発事業
介護予防普及啓発事業は、介護予防活動の普及・啓発を行います。
一般介護予防事業評価事業
一般介護予防事業評価事業は、介護保険事業計画に定める目標値の達成状況等を検証し、一般介護予防事業評価を行います。
地域リハビリテーション活動支援事業
地域リハビリテーション活動支援事業は、介護予防の取り組みを機能強化するため、通所、訪問、地域ケア会議、住民主体の通いの場等へのリハビリ専門職等による助言等を実施します。
なお、介護予防把握事業、介護予防普及啓発事業、一般介護予防事業評価事業、地域リハビリテーション活動支援事業の詳細につきましては、別ページをご覧ください。