健康長寿ネット

健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。

高齢入院患者の潜在的不適切投薬と薬物有害反応は女性で多い

公開日:2024年10月18日 09時00分
更新日:2024年11月12日 16時05分

 高齢患者における薬物有害反応(ADR)は女性で多いが、その理由はよくわかっていない。欧州6か所の大規模病院で行われたSENATOR試験の二次解析から、ADRの性差の要因を検討したところ(1,537名、女性47.2%、年齢中央値78歳)、急性期入院中の潜在的に不適切な処方(PIMs)や潜在的に必要な処方の欠落(PPOs)は女性患者で多く、これらがADRの性差に寄与していると結論された。高齢女性患者でPIMsとPPOsのリスクが高いことに留意してADRを防ぐことが重要である。

文献

O'Mahony D, et al., J Am Geriatr Soc. (in press). doi: 10.1111/jgs.19071

筆者

石崎 達郎(いしざき たつろう)
京都市保健福祉局健康長寿のまち・京都推進室担当部長

以下をクリックすると機関誌の内容をご覧になることができます。

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health 2024年 第33巻第3号(PDF:6.0MB)(新しいウィンドウが開きます)

WEB版機関誌「Aging&Health」アンケート

WEB版機関誌「Aging&Health」のよりよい誌面作りのため、ご意見・ご感想・ご要望をお聞かせください。

お手数ではございますが、是非ともご協力いただきますようお願いいたします。

WEB版機関誌「Aging&Health」アンケートGoogleフォーム(外部サイト)(新しいウインドウが開きます)

無料メールマガジン配信について

 健康長寿ネットの更新情報や、長寿科学研究成果ニュース、財団からのメッセージなど日々に役立つ健康情報をメールでお届けいたします。

 メールマガジンの配信をご希望の方は登録ページをご覧ください。

無料メールマガジン配信登録

寄附について

 当財団は、「長生きを喜べる長寿社会実現」のため、調査研究の実施・研究の助長奨励・研究成果の普及を行っており、これらの活動は皆様からのご寄附により成り立っています。

 温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

ご寄附のお願い(新しいウインドウが開きます)

このページについてご意見をお聞かせください(今後の参考にさせていただきます。)