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シンガポールで創設された高齢者の地域包括フレイル支援

 

公開月:2025年4月

 シンガポール保健省は、高齢者のフレイル対策として基幹病院を拠点とする「高齢者サービスハブ(Geriatric Services Hub:GSH)」を創設した。本制度では地域でフレイル高齢者を発見し、高齢者総合評価(CGA)を実施したうえで、多職種が連携して必要な保健医療サービスを提供する。本論文はGSHの医療利用への影響を傾向スコア法で分析したが、GSH実施後1年間の外来受診や入院回数・日数に有意な減少は認められなかった。CGAによって医療ニーズの掘り起こしが進んだ可能性があり、今後は長期的な医療利用の変化を検証する必要がある。

文献

Sum G, et al., J Am Geriatr Soc. 2025 (in press) doi: 10.1111/jgs.19339

筆者

石崎 達郎(いしざき たつろう)
京都市保健福祉局健康長寿のまち・京都推進室担当部長

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公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health 2025年 第34巻第1号(PDF:7.0MB)(新しいウィンドウが開きます)

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