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ペットの飼育環境はやがて飼い主にも影響が出る?

公開日:2021年4月 2日 09時00分
更新日:2024年8月16日 16時07分

 夫婦の片方が糖尿病の場合、もう一方の糖尿病発症率が高いことが知られている。今回はペットとその飼い主の関係が報告された。スウェーデンウプサラ大学のDelicanoらは、ペット保険会社のデータをもとに151,054人の犬の飼い主と74,336人の猫の飼い主の、それぞれの糖尿病罹患率やおよそ6年間の追跡期間中の糖尿病発症との関連を調べた。その結果、猫の飼い主には何ら関連は見られなかったが、糖尿病の犬の飼い主は、健康な犬の飼い主と比較して糖尿病の発症率が38%も高いことがわかった。飼い犬を糖尿病にするような食事・生活環境がやがて飼い主にも影響を及ぼすということだろうか。

文献

Delicano RA, et al., BMJ. 2020; 371:m4337

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.97(PDF:5.4MB)(新しいウィンドウが開きます)

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