健康長寿ネット

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早老症の新たな治療法

公開日:2019年7月26日 09時00分
更新日:2024年8月16日 20時17分

 Hutchinson-Gilford Progeria(ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア)症候群はLMNA遺伝子の点変異によりprogerinと呼ばれる変異蛋白が蓄積し、老化徴候が進展し、10歳代で死亡する重篤な稀少疾患である。2つの異なるグループからLMNA遺伝子変異マウスにアデノウイルスでCRISPR/Cas9を導入しゲノム編集を行うと、核内のprogerinが減少し、臓器老化の改善と、25~26.4%寿命が延長すると報告された。CRISPR/Cas9は不治の病である早老症患者にも福音をもたらす可能性がある。

文献

Beyret E,et al.Nat Med 2019;25:419-422/Santiago-Fernández O,et al.Nat Med 2019;25:423-426

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.90(PDF:8.3MB)(新しいウィンドウが開きます)

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