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高齢入院患者の潜在的不適切投薬と薬物有害反応は女性で多い

 

公開月:2024年10月

 高齢患者における薬物有害反応(ADR)は女性で多いが、その理由はよくわかっていない。欧州6か所の大規模病院で行われたSENATOR試験の二次解析から、ADRの性差の要因を検討したところ(1,537名、女性47.2%、年齢中央値78歳)、急性期入院中の潜在的に不適切な処方(PIMs)や潜在的に必要な処方の欠落(PPOs)は女性患者で多く、これらがADRの性差に寄与していると結論された。高齢女性患者でPIMsとPPOsのリスクが高いことに留意してADRを防ぐことが重要である。

文献

O'Mahony D, et al., J Am Geriatr Soc. (in press). doi: 10.1111/jgs.19071

筆者

石崎 達郎(いしざき たつろう)
京都市保健福祉局健康長寿のまち・京都推進室担当部長

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公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health 2024年 第33巻第3号(PDF:6.0MB)(新しいウィンドウが開きます)

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