軽量かつ実用的な動力義足が開発される
公開月:2023年7月
膝より上の切断に対応する動力大腿義足では、重さやバッテリーの保ちの問題があり、実用のハードルとなっていた。ユタ大学のグループは、モータ要素とばね要素を組み合わせた新たな義足駆動機構を用いることで、軽量かつ長時間利用可能な大腿義足(Uta Bionic Leg)を開発した。重さおよびバッテリーの持続性は、従来の受動的な運動制御のみを行う電子制御式義足と同等で、膝関節、足関節、足趾をアクティブに駆動できる点で優れた性能を有している。階段の上り下りや坂道の歩行に役立ち、今後の製品化に期待である。
文献
Tran M, et al., Sci Robot. 2022; 7(72): eabo3996
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