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フレイルと投薬関連問題は相互に悪影響を及ぼす

 

公開月:2023年7月

 オランダ・エラスムス大学医療センターのYeらは、欧州5か国の地域在住高齢者(1,785人、平均年齢79.5歳、女性61%)を対象に、フレイルと投薬関連問題(MRP)の双方向の関連を交差遅延効果モデルで分析した。「ベースライン時のフレイル→1年後のMRP進展」と「ベースライン時のMRP→1年後のフレイル進展」の双方で有意な関連が認められ、特に前者(フレイル→MRP)でより強い関連が認められた。この結果は、フレイルが重度な高齢者ほどMRPが進展しやすく、MRPの進展によってフレイルがさらに悪化するという悪循環の存在を示唆している。

文献

Ye L, et al., J Am Geriatr Soc. 2023 (in press) doi: 10.1111/jgs.18343


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公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health 2023年 第32巻第2号(PDF:8.4MB)(新しいウィンドウが開きます)

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