先端福祉機器の現場での受入の現状―スウェーデンからの報告
公開月:2023年4月
スウェーデン発で10年ほど前から北欧で取り組まれているWelfare technology(WT)の研究開発普及プログラムが、現場でどのように受け入れられてきたかについての調査結果が報告された。官主導で始められたこのプロジェクトは、トップダウンでの言説の形成により、文化的・社会的期待が高まり、現場でのWTに対する肯定的な態度が広がった。しかし、現場の組織構造や文化が、先進的なWTの導入に障壁となっていることも示された。北欧のWTの取り組みは、日本の介護ロボットの流れと似ているところがあり、今後も注視していく必要がある。
文献
Frennerta S, et al., Disabil Rehabil. 2021; 43(9): 1220-1227
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