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アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」

 

公開月:2023年4月

 2023年1月、米国食品医薬品局(FDA)はアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」を迅速承認した。レカネマブは、アルツハイマー病の脳に蓄積し、発症の引き金となるアミロイドβ(Aβ)に対する抗体である。早期アルツハイマー病患者を対象に行われた臨床第Ⅲ相試験では、18か月間のレカネマブ投与により脳内のAβ蓄積が減少し、主要評価項目に定められた臨床認知症評価(CDR)の増悪が27%抑制された。一方、一部の患者では、脳の浮腫や微小出血など、ARIAと呼ばれる有害事象も認められた。長期的な有効性や安全性、検査体制など、幅広い実用化に向けて残る課題はあるものの、大きな前進となった。

文献

van Dyck CH, et al., N Engl J Med. 2023; 388(1):9-21

筆者

若林 朋子(わかばやし ともこ)
東京大学大学院医学系研究科認知症先進予防治療学
岩坪 威(いわつぼ たけし)
東京大学大学院医学系研究科教授

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公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health 2023年 第32巻第1号(PDF:7.3MB)(新しいウィンドウが開きます)

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