高齢者のデジタルデバイド解消プロジェクト始動発表会
日時
令和5年(2023年)3月23日(木)14時から16時
会場
名古屋マリオットアソシアホテル
次第
あいさつ
- 大島 伸一(公益財団法人長寿科学振興財団理事長)
- 奥山 真司 氏(Google日本法人代表):ビデオメッセージ
ご来賓あいさつ
- 布施田 英生 氏(内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局審議官)
- 古元 重和 氏(厚生労働省老健局老人保健課長)
ご来賓紹介
講評
- 葛谷 雅文 氏(審査評価委員会副委員長)
採択者紹介及びプロジェクト発表
- 島田 裕之 氏(国立長寿医療研究センター)
- 瀧 靖之 氏(東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター)
- 村山 洋史 氏(東京都健康長寿医療センター研究所)
記念撮影
交流会 名刺交換会・取材等
発表会について
開会の挨拶では、大島伸一理事長が「日本では高齢化とデジタル化が急速に進み、特に高齢者においてはデジタルスキルの格差が生じています。本事業は、財団が掲げる『長生きを喜べる長寿社会の実現』と、あらゆる世代のデジタルスキル向上を目指すGoogle社の思いが一致し、Google社の支援を受け、実現しました。真の意味での産学官連携の好事例を示すことができるよう期待しています」と述べた。
続いてGoogle日本法人代表の奥山真司氏より、「助成をお受けいただいた長寿科学振興財団の活動、特に『長生きを喜べる長寿社会実現研究支援』の学術的な効果検証に加え、社会実装の実現性にも着眼した取り組みには、デジタルの価値を日本全体に届けたいというGoogleビジョンと強い親和性を感じます。高齢者研究への深い知見と経験をお持ちである長寿科学振興財団と共に、デジタルの力で日本の高齢社会の可能性を開花させられればと考えています」と、ビデオメッセージが寄せられた。
来賓の挨拶には、内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局審議官の布施田英生氏が登壇。デジタルの力で地域の課題解決と魅力向上を図り、心豊かな暮らしの実現をめざす「デジタル田園都市国家構想」に触れ、「今回採択された3つのプロジェクトが新たな時代を切り拓き、全国に発信・展開する優れた成果を期待しています」と述べた。厚生労働省老健局老人保健課長の古元重和氏は「現在、医療と介護の両方を必要とする方が増えています。そのような中で、高齢の方が無理なくデジタルを活用することで生活の質を高め、長寿を実現していくことが重要な課題です。今回採択されたプロジェクトが大きな成果をもたらし、健康長寿社会の実現の一助となることを心より祈念します」と挨拶した。
次いで、審査評価委員会副委員長の葛谷雅文氏より、採択にあたり講評をいただいた。「19件の応募の中から、目に見える成果が期待できるプロジェクトを3つ厳選しました。いずれも高齢者のデジタルデバイド解消にふさわしい研究課題です。今後の社会実装を含め、成果を期待します」と述べた。
続いて、島田裕之氏、瀧靖之氏、村山洋史氏の3名の採択者の紹介が行われ、採択プロジェクトについて、それぞれ発表が行われた。
記念撮影後は交流会が開催され、名刺交換、歓談の賑やかな時間となった。
「高齢社会課題解決研究および社会実装活動への助成」事業について
本事業の詳細については以下のページをご覧ください。