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皮膚で感じる触覚と同様な感覚を伝える人工筋肉皮膚が開発される

 

公開月:2025年1月

 メタバースや拡張現実の世界が現実味を帯びている。そこで、大きな障壁となるのが触覚をいかに伝えるかである。UCLAのグループは、厚みを電気的に変化させることができる厚さ40μmの人工筋肉皮膚を開発し、それを手の皮膚に貼って触覚を感じる神経を刺激することで、人工的な触覚が表現できることを検証した。バーチャルな空間や拡張現実の世界で、実際に物を持った感覚を得られたり、触った感触を実感することができたりと、機能回復の訓練や生活の支援に革命を起こす技術となるかもしれない。

文献

Guo Y, et al., Science Advances. 2024; 10(43): eadr1765

筆者

井上 剛伸(いのうえ たけのぶ)
国立障害者リハビリテーションセンター研究所福祉機器開発室長

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公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health 2025年 第33巻第4号(PDF:4.5MB)(新しいウィンドウが開きます)

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