長寿科学研究に関する情報を提供し、明るく活力ある長寿社会の実現に貢献します。

フレイルは術後せん妄の発症と関連

 

公開月:2024年7月

 手術前のフレイルの状況が術後せん妄の発症と関連するかを検証するために、アメリカの急性期病院の70歳以上の外科患者(505名)を対象に追跡研究を実施した。フレイルを障害蓄積モデルで評価した場合と表現型モデルで評価した場合のどちらにおいても、フレイルがあると術後せん妄が発症しやすかった。手術前に高齢患者のフレイルを評価することは、術後せん妄の発症リスクを抱えている患者の同定に有用であることが示された。

文献

Deiner SG, et al., J Am Geriatr Soc. (in press) doi:10.1111/jgs.18677

筆者

石崎 達郎(いしざき たつろう)
京都市保健福祉局健康長寿のまち・京都推進室担当部長

以下をクリックすると機関誌の内容をご覧になることができます。

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health 2024年 第33巻第2号(PDF:5.3MB)(新しいウィンドウが開きます)

WEB版機関誌「Aging&Health」アンケート

WEB版機関誌「Aging&Health」のよりよい誌面作りのため、ご意見・ご感想・ご要望をお聞かせください。

お手数ではございますが、是非ともご協力いただきますようお願いいたします。

WEB版機関誌「Aging&Health」アンケートGoogleフォーム(外部サイト)(新しいウインドウが開きます)