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APOEchはミクログリアの性状変化を介してタウ伝播を抑制する

 

公開月:2024年5月

 遺伝学的検討から、APOEにおけるChristchurch変異は、アルツハイマー病(AD)に対して保護的作用をもつと考えられている。ワシントン大学のDavid Holtzman教授らのグループは、ヒトAPOE Christchurch(APOEch)のノックインマウスを作製し、AD病態形成に対する効果を検証した。その結果APOEchは、ミクログリア細胞の性状を変化させ、Aβ斑周囲のタウ蓄積を抑制することを明らかにした。そのメカニズムとして、APOEchはミクログリアによるタウ取り込みを亢進させて分解を促進させること、またタウの分泌も減少させてタウ伝播を抑制することが示された。

文献

Chen Y, et al., Cell. 2024; 187(2): 428-445


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公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health 2024年 第33巻第1号(PDF:5.8MB)(新しいウィンドウが開きます)

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