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老化した細胞を取り除く新たな方法の発見

 

公開月:2021年4月

 加齢に伴い増加する老化細胞の除去(senolysis)はさまざまな疾患の治療につながる可能性がある。東京大学医科学研究所のJohmuraらは、老化した細胞ではグルタミンからグルタミン酸やアンモニアの酸性を触媒するglutaminase1(GLS)の発現が高まり、老化細胞が細胞死から免れていることや、GLSを阻害することで老化細胞の細胞死を誘導できることを見出した。確かにマウスにGLS1阻害剤を投与すると、加齢に伴う動脈硬化や腎硬化症が抑制された。新たな抗老化剤開発につながる大きな一歩であろう。

文献

Johmura Y, et al., Science. 2021;371:265-270


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公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health 2021年 第30巻第1号(PDF:5.6MB)(新しいウィンドウが開きます)

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