地域密着型介護予防サービスとは
公開日:2019年2月12日 14時00分
更新日:2024年2月 2日 14時45分
地域密着型介護予防サービスとは1)2)3)
地域密着型介護予防サービスとは、要支援1、要支援2の方が受けられるサービスであり、住み慣れた地域を離れずに生活を続けられるように、地域の特性に応じた柔軟な体制で提供されるサービスのことをいいます。
地域密着型介護予防サービスは、2006年の介護保険法が改正されたことによって新規に設立されたサービスの一つで、2006年4月1日から始まりました。
地域密着型介護サービスの予防版であり事業者の指定や監督は市町村が行うこととなります。そのため、原則として指定した市町村に居住する被保険者が利用可能となり、当該サービスを提供する施設等は、地域住民と交流が持てる場に立地していることが特徴です。
サービスの種類にもよりますが、月額包括報酬のサービスも多いことから、地域密着型介護サービスは柔軟なサービス提供が可能であり、顔なじみの職員による介護が可能であるという特徴があります。
しかし、被保険者からの利用希望に基づき、市町村が必要であると認めた場合には、例外的に、他の市町村に所在する事業所について、当該する他の市町村の同意を得た上で、指定することにより、被保険者が利用することが可能となる場合もあります。
地域密着型介護予防サービスの種類2)
地域密着型介護予防サービスとは、「介護予防認知症対応型通所介護」、「介護予防小規模多機能型居宅介護」、「介護予防認知症対応型共同生活介護」の3つのサービスをいいます。
これらは全て小規模多機能型居宅介護のサービスに訪問看護の機能が組み合わさったサービスとなるため、より医療依存度の高い方への対応も可能であるという特徴があります。
地域密着型介護予防サービスを利用するためにはケアマネジャーが使用したい事業所との契約を結び、ケアプランを作成する必要があります。そのため、担当のケアマネジャーへ一度相談することが望ましいでしょう。
地域密着型介護予防サービスのメリット2)
地域密着型介護予防サービスは通常の居宅介護サービスとは異なり、利用者の希望に合わせて柔軟に対応が可能であるというメリットがあります。また、立地が地域住民と触れ合える場所にあることが多く、1人で孤立することなく、地域の目が向けられた環境にあり続けられるということもメリットとなります。小規模な施設しか利用することのできないという特性がありながらもスタッフや入居者と親密になれるというところもメリットとなります。