シンガポールで創設された高齢者の地域包括フレイル支援
公開日:2025年4月11日 10時30分
更新日:2025年4月11日 10時30分
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シンガポール保健省は、高齢者のフレイル対策として基幹病院を拠点とする「高齢者サービスハブ(Geriatric Services Hub:GSH)」を創設した。本制度では地域でフレイル高齢者を発見し、高齢者総合評価(CGA)を実施したうえで、多職種が連携して必要な保健医療サービスを提供する。本論文はGSHの医療利用への影響を傾向スコア法で分析したが、GSH実施後1年間の外来受診や入院回数・日数に有意な減少は認められなかった。CGAによって医療ニーズの掘り起こしが進んだ可能性があり、今後は長期的な医療利用の変化を検証する必要がある。
文献
Sum G, et al., J Am Geriatr Soc. 2025 (in press) doi: 10.1111/jgs.19339
筆者
- 石崎 達郎(いしざき たつろう)
- 京都市保健福祉局健康長寿のまち・京都推進室担当部長
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