血液でパーキンソン病を診断する
公開日:2023年10月14日 09時00分
更新日:2024年8月16日 15時20分
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α-シヌクレインは脳内に蓄積して神経細胞死を引き起こし、パーキンソン病やレビー小体型認知症などの「シヌクレイノパチー」と総称される神経変性疾患の原因となる。本研究では、患者の血液から抗体を利用してα-シヌクレインを濃縮し、実験的にタンパク質の凝集を増幅するIP/RT-QuIC法を開発した。解析の結果、シヌクレイノパチー患者の血液中には、凝集の「種」となる異常な構造をもつα-シヌクレインが循環していることが明らかになり、疾患の診断や鑑別に利用できる可能性が示された。
文献
Okuizumi A, et al., Nat Med. 2023; 29(6): 1448-1455
転載元
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